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保育士、生きろ。

~低賃金・重労働。保育士問題のリアルを追う最新レポート~

向いてない保育士なんていない。自分の良さを生かした保育を目指す

 保育士に向いていない人は

保育士として仕事をしていて「私って保育士に向いてないかも」と思うことは、誰でも1度や2度はあるでしょう。

見るからに「保育士に向いている保育士」は確かにいますが、果たして「保育士に向いていない保育士」っているのでしょうか。

保育士に向かない人は、他の職業に就いても苦労するのではないかと思うのです。

 

保育士の絶対条件は、子どもが好きなこと。

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保育士に向いていない人は、なにかが原因で、うまく行っていないだけだと思うのです。もちろん、努力不足ということではなく、環境が適していないということも多いにあります。

 

それでもあえて向いていない人の特徴をいくつか上げてみましょう。

子供が嫌いな人

保育士をめざした時点で、ある程度「子供が好き」でしたよね。

ペットのトリマーや看護師が犬や猫が好きなように、保育士の職業も子供が好きだから選んだのでしょう。

でも実際に子供に接すると、自分が想像していたとは違う子供の姿に「本当は子供が嫌いだったのかも」と気づく人がいるかも知れません。

子どものキーキーとした声が耳障り、子どもの自分勝手なふるまいが我慢できないという人もいるものです。

 

子どもの成長に寄り添い、関われることが保育士のやりがいの一つなのですが、そういった「まだまだ発達していない部分」を許せない、という人です。

 

そういう人は、保育士には向いていないですね。

 

実際に保育園でアルバイトをしてみる、ベビーシッターをしてみる、など「現実のこどもとふれあう」機会をもってみましょう。

潔癖症の人

人が握ったおにぎりが食べられない人ってけっこういるのですね。

保育士は神経質だったり潔癖症だったらなかなか難しいかも知れません。

 

保育士は、泥だらけの子どもを胸に受け止め、自分のエプロンに子供のよだれや汗がつくことは日常のことです。

排泄物や嘔吐物を手早くかたづけることが、仕事でもあります。

 

ただし、始めは顔をしかめながら処理をしていてもすぐに慣れてるのですけどね。

「自分は潔癖症だから慣れるわけがない」と感じている人は向いていないです。潔癖症です。

外遊び中の息子の抱っこをためらってしまう

ちなみに、潔癖症で悩んでいるのは保育士さんだけじゃないんです。 保護者の方でも潔癖症の人はいます。

子どもは可愛いのに、潔癖症で心から笑顔でふれあえないときがある・・・というのは、保護者の方にとっても辛いものですよね。

このような気持ちに寄り添える、というのは潔癖症の保育士さんならではなのかもしれません。

体力、気力のない人

一日中、活動的な子どもたちと向かい合っているわけですから、体力が勝負とも言えます。

いくら子供が好きでも、病気がちな人やすぐに疲れてしまう人は残念ながら向いていないです。 女

性の多い職場ですから、運動会などの行事では重い荷物を運んだり、緊急時には子供を抱えて走ることもあります。

人並み以上の体力が必要としているわけではないですよ。並みの体力があり、それを発揮することをいとわないということです。

「私って力がないから無理」と言っている人は向いていないです。体力に不安があるなという方は、軽い運動からはじめてみて、身体を動かすことに抵抗がないようにしておきましょう。

 

男性の保育士さんは、体力面ではかなり有利ですよね。

運動をやっていた・やっていないにかかわらず、基礎体力が女性よりあるため、「いっぱい遊んでくれる!」と子どもからの人気も高いのです。

また、女性の保育士さんでは厳しい行事テントの設営など、いろいろな面で活躍できるときがありそうです。

男性保育士なんてめずらしいしはずかしい!と思っている方、実は現在はかなりの数の男性保育士さんが活躍されているんですよ。

共感力を持てない人

子どもは、自分が見つけたもの、自分が受けた喜び、悲しかったことなどを大人に受け止めてもらおうとします。

子どもは、大げさなくらいなリアクションで喜びや感動を共有してあげることで、情緒が育っていきます。

人気のある保育士って、明るくてオーバーアクションの人が多いですよね。こどものちょっとした報告でも、「え~そうなの~?!」と大きくリアクションをとってくれるので、話している子どももとっても得意げでどんどん話が進みます。

たくさん話すことで、子どもの会話能力もどんどんついていきますし、言語だけでなく探究心や興味も深くなっていきます。

共感というのは、ただのあいづちにみえて、実はとても大切な要素なんですね。

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子どもだけでなく、子どもの成長を一緒に見守る同僚や保護者との共感力も大切になります。

 

保護者の方がどんな悩みをかかえているのか?

どんな生活スタイルで、どんなストレスをもっているのか?

というのを知っていると、事前にある程度予想して行動ができるのでトラブルを避けることが出来ます。

「そんなのめんどくさい、1人が好き」と思っている人は保育士には向いていないですね。

短気な人、自制心のない人

子どもの成長のスピードはさまざま、思いどおりには動いてくれません。

時にはいらだち、腹の立つこともあります。そこをぐっとこらえて、それぞれの子どもの心に寄り添って保育していく必要があります。

すぐに切れてしまう人、自分の感情を抑えられずに出してしまう自制心のない人は向いていないですね。

特にこどもたちは、大人のように「意図をくみとる」という力がまだ備わっていません。

そこをつけていくのが、保育士の仕事なんです。

 

「なんで~って言ってるのにならないの!」と、自分の仕事の都合だけ考えてしかるのでは、子どもも混乱してしまいます。

ひどい場合には、先生の顔色をうかがってばかりの子どもになってしまいます。

「~ということがあると、~~だから先生はとても困っちゃう。だから、~~してくれる?」というように、理由を教えて自分で「良い悪い」を考えられるようにしましょう。

 

また、何かをしかるときには、「それって本当にこの年令の子どもでも出来るもの?」というのを考えるのも必要です。

もしかしたら、発達段階をとびこえた無理な要求をしているかもしれません。

 

中でも、常に笑顔でいる、というのはとても大事ですね。

早朝でも、いつも笑顔で元気よく挨拶している保育士さんを見ると、子どもだけでなく保護者も「よし。今日も頑張ろう!」という気力がわいてくる、とよく保護者の方が話しています。

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まとめ

音楽や絵画が得意でない、不器用でのろい、人前で話すのが苦手、という人に対して、保育士に向いていないと言われることもあります。

でも、実はまったくそんなことありません。

子どもが好きで良い保育士になりたいという気持ちがあれば、保育スキルはどんどん上がっていきます。

始めから堂々と保育している新人保育士はいますが、おどおどとしていた新人保育士も、数年後にはてきぱきと保育をこなすベテラン保育士になっていきますよ。

 

それからもうひとつ。

保育士に向いていないのではなく「その保育園」に向いていない場合もあります。

自分に向いている保育園が、他にあるかも知れませんね。勇気を出して、他の環境を見てみることをおすすめします。