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保育士、生きろ。

~低賃金・重労働。保育士問題のリアルを追う最新レポート~

不器用でいいんだ。やり方次第で保育士の仕事はラクになる

保育士 悩み

保育士は不器用な人でもやっていけるの?

大人では予測不能な行動や発言をする子どもを相手にするのが、保育士の仕事ですね。

日々の保育では、「え??」「なんで??」と子どもたちに驚かされることも少なくないのではないでしょうか。

もちろん、ただ子どもたちのお世話をすることが、保育士の仕事ではありません。

 

保護者への対応をしたり、

子どもたちの保育ノートや毎日の日誌を書いたり、

指導案などの書類を作成したり、

壁面構成などの制作物をつくったり、

行事の前には事前の準備をしたり、

・・・とその業務内容はてんこ盛りです。

 

もちろん、これらの仕事にはそれぞれ提出期限があります。 つまり、保育士は時間に追われることが多く、多忙な毎日を過ごしているのです。

この「多忙」な保育士の仕事のなかでは、要領よくものごとをすすめたり、短時間でささっと完成させる「器用さ」が重要だと思われる場面がいくつもあります。

不器用さが悩みの種になる

子どもが大好きだから保育士という仕事を選んだにもかかわらず、手先が不器用だったり、要領や段取りが悪かったりするために、「仕事をスムーズに進められない」、「書類作成だけでオーバーワーク」といった保育士も珍しくありません。

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とはいえ、「子どもたちの成長を援助する」という、保育士ならでは大きなやりがいもあります。

保育士としてキャリアアップしていくためには、これらの業務内容に取り組みながら、成長していくことが大切です。

もちろん、少しでも毎日の業務を効率化できるように、「不器用さをカバーする方法」を身につけた保育士を目指す方法もあるのではないでしょうか。

 

保育士が不器用さをカバーする方法

わたし自身あまり器用ではなく、新人時代は残業がふくれあがって「なんでわたしはこんなに要領が悪いんだろう・・・」と器用な同期の保育士をうらやましく思っていました。

そんな私に、先輩や同僚が教えてくれた「不器用さをカバーする方法」をご紹介します。

皆さんと同様に「仕事をスムーズに進められない」、「不器用でうまくいかない」と悩んでいた実際の保育士が取り組んで、不器用を克服してきた方法です!

 

悩んでいる保育士は、意外と多いので安心してくださいね。

今では仕事をテキパキとやっている先輩方も、保育士を始めたころには苦労していました 。でも、ほんのすこし「あること」に意識するだけで、自然と胸を張って余裕がある保育ができるようになりました。

「保育士が不器用」でもいいの?

保育士に限らず、あらゆる面で仕事を効率的に進められるのは、やはり不器用な人よりも器用さを持ち合わせた人なのではないでしょうか。

もちろん、これは保育士でも同様です。

不器用でなければ、保育士の業務内容として本分もある子どもたちへのサポート、また時間外に制作物を準備したり、指導案などの書類作成をしたりするときに集中できるはずです。

けれども、すべての保育士が器用な人ばかりというわけではありませんよね…。

一生懸命に取り組んでいても、思わぬ失敗を重ねてしまう保育士もいることでしょう。

もちろん、その失敗によって子どもが危険になってしまう、ということはいけません。

もしそのようなことが起きていれば、今後はその失敗が起こらないように、自分や同僚の先生たちと対策を考えていく必要があります。

 

そうでない場合、子どもの顔を思い浮かべてみてください。

あなたが不器用だからといって、こどもたちにしてあげられることは本当に数少なくなってしまうのでしょうか?

あなたができることは、まだまだたくさんありますよね。

 

「器用さ」「要領の良さ」を活かしたことだけじゃなくていいんです。

焦らず、自分の良さをいかした保育をしてみてくださいね。

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「クラスの子どもたちが懐いてくれない・・・」という保育士は

とはいえ、「不器用だから…」という言い訳が通じない場面もあります。それが、“子どもたちとのかかわり”です。

 

不器用な保育士が抱えがちな悩みのひとつに「子どもたちとうまく関われなくて、あまり懐いてもらえない・・・」というものがあります。

2年目、3年目と経験を積んできてクラス担任などを任されるようになると、クラス運営に直結するこの悩みは深刻になってくることでしょう。

 

クラス運営をうまくできなければ、子どもたちが懐いてくれないという不安要素が表に現れてしまい、子どもやその保護者との信頼関係にも悪影響が出てしまいます。 これは多くの保育士の頭を悩ませる問題になります。

 

子どもたちの好奇心が旺盛なのは当然のことであり、なかなか保育士からの話を理解してもらえないこともあるのが前提ですが、「○○先生のクラスでは、子どもたちが本当に懐いているのに…」、「なんで自分のクラスをまとめられないの?」という悩みをよく耳にします。

 

それでは、「保育士が不器用」だったら、とくに大切にした方がいいと思われる要素はどこにあるのでしょう?

「保育士が不器用」だからこそ大切にしたいポイントは?

多くの場合、保育をうまくできるかどうかは、保育士の人間性や経験値が最終的に大きくかかわるようです。

つまり、経験豊かなベテラン保育士であれば、どっしりと構えられるため、その存在感だけで子どもたちは安心感を得られるでしょう。

 

良くも悪くも、子どもたちは先生の反応から、「この先生は安心できる」ということを肌で感じ取っています。

この“保育士がもつ雰囲気”こそが、実はクラス全体のまとまりにつながっていくのです。

 

なにか不安なことがあっても、どっしり構えている先生であれば子どもたちは本能的に安心を感じます。

でも、トラブルのたびにおろおろしていたりうろたえている先生をみると、子どもたちは不安になってしまうのです。

 

年齢が大きくなると、「先生をたすけたい!」という気持ちに転換されることもあります。

でも、小さい子どもたちは逆に、不安が大きくなってしまいます。

 

不器用な保育士とベテラン保育士では、何が違うの?

ベテラン保育士が優先しているのは、“子どもたちをリードするのは自分”だということです。

一人ひとりの子どもたちが思っていることや、クラス全体の空気感に対して、いちいち不安がることがありません。

「今やるべきこと」をはっきりと子どもたちに提示できるのです。

さらに、スムーズにクラス運営をするために欠かせないポイントのひとつとして、“子どもたちとの距離感”があります。

 

保育士が不器用であればあるほど、余計なことばかりに目がいってしまい、外してはいけないことをやっていない傾向が強まります。

今は何を一番気をつけなければいけないか?ということを常に頭に留めておくようにしてください。

 

出来たほうがいいこと、というのはたくさんあります。

たくさんありすぎて、きりがありません。器用な保育士が何人いてもたりませんよね。

それよりも大切なことは、「今絶対にやらなければいけないこと」をきちんとやることなんです。

 

まとめ

不器用でも、保育のやりかたで大きくカバーできるものなんですね。

苦手なことに気を取られるあまり、こどもたちのことをおろそかにしないように気をつけておきたいものです。

 

大切なことは、保育士としてリーダーシップをもつ立場にあることを忘れないながらも、同時に子どもたちの目線にまで膝を折って接するということです。

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ちょっとしたスキンシップやコミュニケーションをコツコツと積み重ねていくことが、そのまま子どもたちと保育士の信頼関係につながっていくのです。

 

 

~参考サイト~

保育士の求人・転職・募集なら【保育のお仕事】≪公式≫

東京都の保育士・幼稚園教諭の求人なら【FINE!保育】

向いてない保育士なんていない。自分の良さを生かした保育を目指す

保育士 悩み

 保育士に向いていない人は

保育士として仕事をしていて「私って保育士に向いてないかも」と思うことは、誰でも1度や2度はあるでしょう。

見るからに「保育士に向いている保育士」は確かにいますが、果たして「保育士に向いていない保育士」っているのでしょうか。

保育士に向かない人は、他の職業に就いても苦労するのではないかと思うのです。

 

保育士の絶対条件は、子どもが好きなこと。

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保育士に向いていない人は、なにかが原因で、うまく行っていないだけだと思うのです。もちろん、努力不足ということではなく、環境が適していないということも多いにあります。

 

それでもあえて向いていない人の特徴をいくつか上げてみましょう。

子供が嫌いな人

保育士をめざした時点で、ある程度「子供が好き」でしたよね。

ペットのトリマーや看護師が犬や猫が好きなように、保育士の職業も子供が好きだから選んだのでしょう。

でも実際に子供に接すると、自分が想像していたとは違う子供の姿に「本当は子供が嫌いだったのかも」と気づく人がいるかも知れません。

子どものキーキーとした声が耳障り、子どもの自分勝手なふるまいが我慢できないという人もいるものです。

 

子どもの成長に寄り添い、関われることが保育士のやりがいの一つなのですが、そういった「まだまだ発達していない部分」を許せない、という人です。

 

そういう人は、保育士には向いていないですね。

 

実際に保育園でアルバイトをしてみる、ベビーシッターをしてみる、など「現実のこどもとふれあう」機会をもってみましょう。

潔癖症の人

人が握ったおにぎりが食べられない人ってけっこういるのですね。

保育士は神経質だったり潔癖症だったらなかなか難しいかも知れません。

 

保育士は、泥だらけの子どもを胸に受け止め、自分のエプロンに子供のよだれや汗がつくことは日常のことです。

排泄物や嘔吐物を手早くかたづけることが、仕事でもあります。

 

ただし、始めは顔をしかめながら処理をしていてもすぐに慣れてるのですけどね。

「自分は潔癖症だから慣れるわけがない」と感じている人は向いていないです。潔癖症です。

外遊び中の息子の抱っこをためらってしまう

ちなみに、潔癖症で悩んでいるのは保育士さんだけじゃないんです。 保護者の方でも潔癖症の人はいます。

子どもは可愛いのに、潔癖症で心から笑顔でふれあえないときがある・・・というのは、保護者の方にとっても辛いものですよね。

このような気持ちに寄り添える、というのは潔癖症の保育士さんならではなのかもしれません。

体力、気力のない人

一日中、活動的な子どもたちと向かい合っているわけですから、体力が勝負とも言えます。

いくら子供が好きでも、病気がちな人やすぐに疲れてしまう人は残念ながら向いていないです。 女

性の多い職場ですから、運動会などの行事では重い荷物を運んだり、緊急時には子供を抱えて走ることもあります。

人並み以上の体力が必要としているわけではないですよ。並みの体力があり、それを発揮することをいとわないということです。

「私って力がないから無理」と言っている人は向いていないです。体力に不安があるなという方は、軽い運動からはじめてみて、身体を動かすことに抵抗がないようにしておきましょう。

 

男性の保育士さんは、体力面ではかなり有利ですよね。

運動をやっていた・やっていないにかかわらず、基礎体力が女性よりあるため、「いっぱい遊んでくれる!」と子どもからの人気も高いのです。

また、女性の保育士さんでは厳しい行事テントの設営など、いろいろな面で活躍できるときがありそうです。

男性保育士なんてめずらしいしはずかしい!と思っている方、実は現在はかなりの数の男性保育士さんが活躍されているんですよ。

共感力を持てない人

子どもは、自分が見つけたもの、自分が受けた喜び、悲しかったことなどを大人に受け止めてもらおうとします。

子どもは、大げさなくらいなリアクションで喜びや感動を共有してあげることで、情緒が育っていきます。

人気のある保育士って、明るくてオーバーアクションの人が多いですよね。こどものちょっとした報告でも、「え~そうなの~?!」と大きくリアクションをとってくれるので、話している子どももとっても得意げでどんどん話が進みます。

たくさん話すことで、子どもの会話能力もどんどんついていきますし、言語だけでなく探究心や興味も深くなっていきます。

共感というのは、ただのあいづちにみえて、実はとても大切な要素なんですね。

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子どもだけでなく、子どもの成長を一緒に見守る同僚や保護者との共感力も大切になります。

 

保護者の方がどんな悩みをかかえているのか?

どんな生活スタイルで、どんなストレスをもっているのか?

というのを知っていると、事前にある程度予想して行動ができるのでトラブルを避けることが出来ます。

「そんなのめんどくさい、1人が好き」と思っている人は保育士には向いていないですね。

短気な人、自制心のない人

子どもの成長のスピードはさまざま、思いどおりには動いてくれません。

時にはいらだち、腹の立つこともあります。そこをぐっとこらえて、それぞれの子どもの心に寄り添って保育していく必要があります。

すぐに切れてしまう人、自分の感情を抑えられずに出してしまう自制心のない人は向いていないですね。

特にこどもたちは、大人のように「意図をくみとる」という力がまだ備わっていません。

そこをつけていくのが、保育士の仕事なんです。

 

「なんで~って言ってるのにならないの!」と、自分の仕事の都合だけ考えてしかるのでは、子どもも混乱してしまいます。

ひどい場合には、先生の顔色をうかがってばかりの子どもになってしまいます。

「~ということがあると、~~だから先生はとても困っちゃう。だから、~~してくれる?」というように、理由を教えて自分で「良い悪い」を考えられるようにしましょう。

 

また、何かをしかるときには、「それって本当にこの年令の子どもでも出来るもの?」というのを考えるのも必要です。

もしかしたら、発達段階をとびこえた無理な要求をしているかもしれません。

 

中でも、常に笑顔でいる、というのはとても大事ですね。

早朝でも、いつも笑顔で元気よく挨拶している保育士さんを見ると、子どもだけでなく保護者も「よし。今日も頑張ろう!」という気力がわいてくる、とよく保護者の方が話しています。

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まとめ

音楽や絵画が得意でない、不器用でのろい、人前で話すのが苦手、という人に対して、保育士に向いていないと言われることもあります。

でも、実はまったくそんなことありません。

子どもが好きで良い保育士になりたいという気持ちがあれば、保育スキルはどんどん上がっていきます。

始めから堂々と保育している新人保育士はいますが、おどおどとしていた新人保育士も、数年後にはてきぱきと保育をこなすベテラン保育士になっていきますよ。

 

それからもうひとつ。

保育士に向いていないのではなく「その保育園」に向いていない場合もあります。

自分に向いている保育園が、他にあるかも知れませんね。勇気を出して、他の環境を見てみることをおすすめします。

「死にたい。」人生までも辞めたくなる保育士の話を聞いてくれませんか

保育士 悩み ブラック 病気

子どもたちの「生きる」ということに寄り添えるのが、保育士の仕事です。

けれども、自分自身は「死」を選択してしまいたくなることが、時としてあります。

保育士には、それだけ追い詰められる人が意外に多いものです。

 

別の業種に勤めている友達から見れば、「1日中、子どもたちと楽しく遊びまわれるのが、保育士の仕事でしょ?」と思っているようですが、

現実を知れば知るほど「お気楽な仕事」ではないと強く言いたいですね。

 

なぜ、子どもたちのあこがれの職業にもランクインする保育士が「死にたくなるほど辛い職業」になってしまうのか。

現場で働いている保育士が、辛い、辞めたい、死にたいと思ってしまう状況を、感じるままに書いてみました。

保育士の仕事がつらいのはなぜ?

とはいっても、保育士さん以外の人は、なぜ保育士がつらい職業なのか伝わらない方が多いんだと思います。 ここで、保育園で日常的におこっている出来事をご紹介します。

これは、「保育園ではふつう」のことなんです。

  • サービス残業は、毎月100時間をかるく超える
  • 園長先生や先輩が、ターゲッティングしていじめてくる
  • 過酷な労働条件に見合わない安月給
  • 季節によっては、子どもたちから感染症をもらい、医療費もかさむ
  • 彼氏に会う時間はもちろん、美容室にさえ行けない忙しさ
  • 服はすぐ泥だらけ&やぶれたりするのに、新しい仕事着を買うお金もない
  • なのに身綺麗にしていないと保護者からクレームが入る

ざっくり考えてみても、これだけ死を選択したくなる理由があります。

真面目な保育士こそ、死を選びたくなる

責任感が強い人が多いのが、保育士の特徴です。子どもたちの大切な命を守る仕事ですから、責任感を強く持つことは当然でしょう。

もちろん、率先して子どもたちのお手本になることを求められます。仕事で辛いこと、苦しいことがあっても笑顔を絶やさずに歌や踊りをしなければならない場面もあります

前日の夜、こちらの忙しさが原因で彼氏に振られても、翌朝には「○○ちゃん、おはよ~!」とカラ元気を振り絞り、子どもたちにスキのない笑顔で接するのが保育士です。

保育園の先生を思い浮かべてみてください。いつも笑顔でテキパキと働いていませんでしたか?

体力だって存分に使う仕事です。毎日自然と笑顔でいられるわけがないのに、毎日笑顔で子どもたちに接しなければなりません。

そのような責任感の強さが逆にはたらき、自分自身の精神状態をどんどん追い詰めてしまうケースが想像以上に多いものです。

 

たとえば、失敗しないように気を付けていても、仕事で失敗することがあります。

もちろん、上司から思い切り叱られることになりますが、「上司のヤツ、ムカつく!」、「精一杯、気をつけながらやったのに!」と不満を感じ、ちょっと反発するくらいが、ある意味で思考回路が元気な証拠ではないでしょうか。

けれども、真面目な保育士では、それに不満を感じるのではなく、自責の念に苛まれてしまう人が少なくありません。

 

「まだまだ私は未熟だから、さらに勉強を重ねないと…」

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確かに、ひとりの社会人として見習うべき考え方のように思います。

しかし、このような考え方を続けていては、不満の「ガス抜き」をすることもできず、ストレスはどんどん溜まってしまうことでしょう。

根が真面目で仕事に対する責任感が強く、上司や先輩に対して謙虚な人ほど、積み重なるストレスに対して死を選択したくなるほど思いつめる傾向があるのではないでしょうか。

 

きっと当てはまっていた保育士さんも多いですよね。

今日はそんな疲れ気味の保育士さんのために、メンタルのヘルプサインについて、まとめておきました。「自分はまだまだ・・・」と思っている人ほど、知らず知らずのうちに蝕まれていた、ということも多いのです。

息抜きだと思って、ちょっとやってみてください。

セルフチェックはなぜ必要?

あまりにも辛い状態にいると、身体のヘルプサインを無意識に無視してしまうことがあります。

しかも、「無視している」という自覚さえないのです。

その結果、ある日突然限界を迎え、ばったりと倒れてしまうことになります。

そうなった保育士さんが口をそろえていうのが、

「なぜ突然こんなことになったのかわからない」

「倒れる前のことは、あまりよく覚えていない」

ということです。

あなたは気づかない間にメンタルヘルスをそこなっていませんか?

 

子どもたちに心から愛情をそそぎつつ、安全で適切な保育をするには、自分の健康が第一です。メンタルヘルスの状態を一緒にチェックしてみましょう。

夜にぐっすり眠れない

うつ病になった人は、早朝に目が覚めてしまう傾向があります。それは、睡眠中にも不安を感じてしまい、落ち着いて睡眠を取ることができなくなるためです。

また、朝に目覚めたときにもダルさを感じてしまい、職場へ出勤する気力が湧きません。

これは身体が発しているヘルプサインなので、見逃さずに感じ取りたいものです。

月曜から日曜までずっと働きっぱなし

忙しすぎてプライベートの時間がない…!という保育士は少なくないでしょう。

仕事に追われて多忙な生活を送っていると、友達からのLINEに返信することも、自分が好きなテレビや雑誌を楽しむことも忘れてしまいがちです。

やはりワーカーホリックになりやすい人の特徴として、自分のプライベートな時間を大切にしないことがあります。

意識的に「仕事以外の時間」を設定して、少々強引だったとしても息抜きをするように心がけましょう。

前向きな気持ちがなくなる

カンタンにいえば、「無気力状態」のことで、実はちょっと危険な状態です。

目前の楽しそうなことに対して、「次は子どもたちとこういう遊びをしてみたいな!」、「次の休日には好きなアーティストのライブに行こう!」など、人にはそれを楽しもうとする意欲があるものです。

これこそが、ブラックな労働環境だったとしても、前向きに生きていく力になります。

前向きな気持ちを失ったと感じるときは、精神的に擦り切れている可能性が高いでしょう。

子どもたちのかわいらしさを見つけられない

元々は子どもが大好きで保育士になった人でも、子どもたちのかわいらしさを見つけられず、自分を責めてしまうことがあります。

実は、このような話は身近な保育士の中にも、そう感じている人が多いのではないでしょうか。

身体的にも精神的にも過酷な環境が、保育士の精神的な余裕をどんどん奪っていくのです。やがて、子どもたちに愛情を掛けられず、かわいらしさを見つけてあげることさえできなくなるのです。

子どもたちをかわいがれないのであれば、子どもの命を預かる保育士としての仕事は成り立たないでしょう。

今すぐにでも勤めている保育園を離れることを、真剣に検討することをオススメします。

「死にたい!」と泣けなくなった

一見、矛盾したことを言っていると思う方もいるでしょう。

実際に自殺にまで及んでしまう人の傾向として、「死にたい」が「生きたい」に変わった時が危ないといわれています。

「死にたい!」と泣ける人は、泣くという行動によってストレスを発散することができるため、むしろ自殺にまで及ばない傾向があります。

 

逆に「死にたい」という意思表示ができなくなったケースこそ、もっとも危惧しなければなりません。

「もうこの世から消えたい」と生きる意欲を失い、布団の中で孤独になれば…。

早めに専門の医療機関はもちろん、家族でも友人でもいいので、相談してみてはいかがでしょうか。

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「辛い」「辞めたい」死にたくなる前にできること

残念なことに、今まさに辛い思いをしている保育士さんが多くいることも事実です。

 

保育士にあこがれて保育士になったはずなのに、その仕事のせいで身体がぼろぼろになってしまうのは、同じ保育士として本当に悲しいことだと思います。

 

今日は、そんな保育士さんも、「今は大丈夫のようだけれど・・・」という保育士さんも、みんなに心がけていただきたいことをご紹介いたします。

今辛い思いをしている保育士さんの心が、少しでも軽くなりますように。

これからつらい思いをする保育士さんが、少しでも減りますように。

 

私が主任を勤めている保育園でも、新人さんによく伝えていることです。みなさんの保育園でも、ぜひ伝えてあげてみてくださいね。

他の職場を見てみる

「今の職場に育ててもらったから、そんな簡単にやめられない」と思っていませんか?

真面目な保育士さんほど、こういった理由で我慢をつづけてしまいます。

でも、それは本当に正しいことなんでしょうか?

 

育ててもらった恩は、別の環境で、新人の保育士さんにたっぷり返してあげればいいのです。

保育士になったときに、理想としていた姿があるはずです。

そんな理想の保育士は、今からだってなれるんです。

そのために、自分にぴったりの素敵な職場を選ぶ権利は、どの保育士さんにもあるんですよ。

今は保育士専門の求人サイトなどもたくさんあります。まず求人をみてみるだけでも、ちょっと心が軽くなりますよ。

思い切って愚痴をいう

まずは、愚痴があるなら思い切って言いましょう!

職場の人には気を使うこともあるでしょうから、他の業種に勤めている友達でも家族でもいいのです。

ストレスが溜まった出来事を、自分以外の誰かに話してみましょう。

 

私のおすすめは、保育士でない他業種の友達に愚痴をいう、というものです。

 

同業ですと、せまい保育士業界なので、どこで誰の耳に入るかわからず不安です(もちろん友人たちは口が硬いと信じていますが・・・)。

家族ですと、「そんな大変な仕事やめなさい!」と余計に心配をかけてしまいそうで、できれば避けたいものです。

となると、保育士でない友人がいちばんぴったりなのです。

 

さらに、「保育士業界ではあたりまえ」となっていて気づけなかったことに気づかせてくれることもあります。

人間関係の調整方法や、研修の方法、組織のつくりかたなど、業種がちがうと「あたりまえ」となっているやり方がガラッと違います。また、その中で真似できるものもたくさんあります。

いろいろな視点の意見をもらう、という点でもおすすめなんです。

プライベートの時間を大切に

さらに、プライベートの時間を大切にすることです。

仕事中心の生活をしていると、そのことだけが頭の中をぐるぐると駆け巡っていることでしょう。

しかし、これは健全な精神状態ではありません。

趣味はもちろん、キャリアアップを目指した勉強、体力づくりを兼ねた運動、幸せな人生を送るための恋愛など、なんでもいいのです。

大切なことは、仕事以外で心から集中して楽しめる時間をつくることです。

それができるようになると、「仕事での悩みは、案外小さいことなのかも」と、気持ちを切り替えることができるはずです。

休むことに引け目を感じない

また、自分自身に対して「休養を許可」することは、自分以外にできないもっとも重要なことです。

真面目で責任感の強い保育士ほど、これが苦手だという人が少なくありません。

残業はもちろん、持ち帰り仕事でも「はい、よろこんで!」というのは、保育業界だけに見られる悪しき習慣です。

いうまでもなく、法律違反でもあります。

だからこそ、後ろめたさを感じることなく、休日を満喫しましょう!

 

ちゃんと自分自身に対して「休養を許可」できれば、気持ちをかなりリフレッシュすることができるはずです。

 

まとめ

「もうダメ、死にたい…」、そう思うこともあるでしょう。

死にたいと思うまで追い詰められた自分を、まずは責めないでください。

子どもが好きで保育士の仕事に前向きだったあなたを、そこまで追い詰めるような過酷な環境で働き続けたのですから、がんばったことは認めてあげましょう。

そのうえで、自分の心が今どうなっているのかと向き合いましょう。

 

そうすることで、穏やかな気持ちを保って働ける職場のイメージを作ることができるのではないでしょうか。

あなたにとって一番大事なのは、自分の気持ちと、自分の身体を大切にできる環境です。

今までたくさん頑張ってきたのですから、「死にたい」とまで思いつめさせた職場とは少し距離をとって、ゆっくり休んでみてください。

 

つらい思いを相談できるサービス

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厚生労働省「心の耳」(メール・電話)

厚生労働省では「心の耳」という、働く人のための悩み相談の窓口を設けています。

メールでも相談できますし、電話で直接お話しすることもできます。

公的機関ですから、秘密をばらされるのではないかとか、弱みにつけこんで騙されるのではないかとか、そんな心配はいりません。

自殺総合対策推進センター「いのち支える相談窓口」(電話)

国の政策にそって作られた、自殺総合対策推進センターが運用している窓口です。

各都道府県に設置された窓口の案内があります。

いのち支える相談窓口一覧|JSSC

公的機関で、WHOとも連携を行っている、信頼のおけるサービスです。

まず話を聞いてほしいという方以外も、実際に自治体の動きが必要な場合にも頼りになる相談窓口です。

社会的包摂サポートセンター「よりそいホットライン」(電話)

一般社団法人社会的包摂サポートセンターが運営している電話相談サービスです。

仕事以外のことでも、生活に関することも相談することができます。また、通話料が無料のフリーダイヤルなので、ゆっくりと自分の思いを伝えることができます。

専門の相談員の方がとても丁寧に話を聞いてくれます。

24時間利用できるので、ふと夜中に辛い思いがぶりかえしてきた、というときでも大丈夫ですよ。

 

一般社団法人いのちの電話連盟「いのちの電話」(メール・電話)

メールでも電話でも相談できる、一般社団法人日本いのちの電話連盟のサービス。長い歴史があるサービスで、専門の支援員の方が話を聞いてくれます。

ナビダイヤルの通話ですが、毎月10日はフリーダイヤルが使えるサービスもあります。

 

朝起きて「保育園行きたくない」と思ったら、それは転職のサインかも

登園拒否になるのは園児だけではありません。

大人だって、保育士だって、我慢しても我慢仕切れない時があるんです。

「仕事に行きたくない。起きられない。助けて、神様。。」と限界になる前に、転職アドバイザーに相談してください。

↓ ↓ ↓

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保育士の「30代の壁」は存在するか。30歳を過ぎて転職した私の場合

保育士 転職 悩み

保育園を支え、周囲のお手本的な存在として、30代の保育士は保育園にとっても貴重な戦力です。

しかし、待遇面しかり、仕事内容しかり、勤めている保育園への何かしらの不満から、転職を検討する30代の保育士は珍しくありません。

保育士の転職、年齢的な限界は?

かつては、「35歳転職限界説」という考え方がありました。

けれども、保育業界に限らず、働く世代の年齢層が上がるにつれて、その考え方も古いものになってきたように感じます。

とはいえ、保育業界の現状は、どうなっているのでしょうか?

今回は、30代の保育士が気になる転職事情を調べてみました。

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「年齢のボーダーライン」は、保育士の転職でもあるのか

保育業界でも、30代では転職がうまくいく可能性が下がってしまうのでしょうか?

実際に転職活動をしてみた実感から言うと、転職先によって「年齢は関係ない!」というところと、残念ながら年齢が関係あるところと、二極化が進んでいるようです。

なので、「引く手あまたのはず」と求人内容をよく見ずに書類を送ったりするのは、無駄足になる可能性があります。

転職活動を成功させるためにも、しっかり事前に確認しておきましょう。

多くの保育園が求める「即戦力の30代」

保育士不足に苦しんでいる保育園が、近年ではさらに目立つようになったため、保育業界では他の業界と比べても年齢は気にせずとも転職しやすい状況です。今後、さらに保育士の需要は高まっていく見通しであり、30代であっても根気強い転職活動によって、希望する条件を満たした転職先を見つけられる可能性が高いと言えるでしょう。

しかし、採用する保育園側は、30代の保育士に即戦力として活躍してもらいたいという期待があるため、それに応えられることが、転職を成功させる必須条件です。

 

未経験だけど・・・という方は、未経験歓迎など「即戦力ではなくてしっかりとサポートがある転職先」を選びましょう。

公立保育園の正職員だけは、年齢制限アリ?

希望する条件が、公立保育園の正職員となると、残念ながら30代からの転職は厳しいと言わざるを得ません。

これは、保育園の運営元である各市区町村が、保育士を採用するにあたって年齢制限を設定しているからです。

多くの市区町村では、20代までをボーダーラインとして設定しているようです。

とはいえ、市区町村のなかには、年齢のボーダーラインを高めにしていたり、臨時職員の募集に限って年齢のボーダーラインを設定していなかったりするケースがあります。そのため、30代であっても、まずは希望する市区町村に問い合わせてみましょう。

下記のように、市区町村のホームページに募集が出ている時もあります。

転職活動をスタートするには、何から手をつける?

「勢い任せで転職」することは、30代の保育士にとってはご法度です。まずは、転職活動をスタートする前に、欠かさずにやっておきたいことをみていきましょう。

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転職時に希望する条件は、優先順位をつけておく

転職活動をスタートする第一歩として、転職したいと思ったきっかけを振り返ってみましょう。

 

キャリアアップしたい」

お給料が安すぎる。もっと高い待遇の保育園で働きたい」

通勤時間を短くして、楽に通えるようにしたい」

ちゃんと休みがとれる保育園がいい・・・」

など、転職を考えるに至った理由を、思いついた順番でかまいませんので、箇条書きにしていきましょう。

きっかけを振り返ることで、自分が転職先に対して、どのような理想を抱いているか第三者的に知ることができるはずです。

 

理由を箇条書きしたら、それを元にして希望する条件について、優先順位をつけていきましょう。

とはいえ、自分の理想をまんべんなく満たした求人に出会えるのは、宝くじに当たるようなものかもしれません。

転職を成功させるコツとしては、あらかじめ「これだけは譲れない条件」と「多少は妥協していい条件」をハッキリさせておくことです。

これに基づいて転職活動をすることで、より理想に近い条件の転職先と出会えるでしょう。

求人サイトや職場見学・説明会での情報収集を積極的に行う

「新卒じゃあるまいし、保育園のウェブサイトをみたりして自分で情報収集をすれば十分!」と思っている保育士さんも多いのではないでしょうか?

確かに今、保育園でも凝ったホームページを用意して、保育方針などを明記しているところはたくさんあります。

でも実は、採用に特化した求人サイトや職場見学、説明会に良いチャンスがたくさん潜んでいることが多いのです。

新しい知識を仕入れていると、面接のときに「キャリア以上に、きちんと知識をもっていて、勉強熱心な保育士さんなんだな」という印象をアピールすることが出来ます。また、企業の説明会に参加することで、その保育園に対する興味度をアピールすることもでき、面接で有利です。

 

また、「制度について詳しく理解できたので、お得に制度を利用することができました!先にはいっていた職場の先輩もしらなかったようで、驚かれました」ということもあるよう。

とくに最近は「引っ越し補助」や「お祝い金つきの求人」など、金銭面ふくめて様々なサポートを行っている企業が多くあります。特に転職サイトの場合、このようなサイトのように2000〜5000円程度のお祝い金をもらえるサイトだったり、転職の相談にも無料で乗ってくれるサービスもあるので、使えるものは使うというのがおすすめです。

なにかとお金と手間がかかる転職活動ですから、有効活用してお得に転職できるようにしましょう。

 

今までのキャリアにとらわれない

「今まで保育園だっから次も保育園!」「幼稚園しか経験がないからそれ以外は・・・」と、これまでのキャリアをみて次の転職先を狭めてしまう保育士さんが実は多いのです。

まだ30代、これからずっと同じキャリアをあゆんでいくのはとってももったいないもの。 いろいろな保育を経験したからこそ、見えるものもたくさんあると思います。

「未経験だから不安・・・」という場合は、面接などで相談してみましょう。もしかしたら今の職場以上に適正のある職場が見つかるかもしれません。

同僚の「噂」にまどわされない

キャリアを積んでいる分、業界内の知り合いも多いのが30代。「この保育園は園長がね・・・」という噂もよく聞きますよね。

しかし、職場の「合う・合わない」は人によって大きくことなるもの。

自分の目でみて判断するのが、良い職場を見つけるコツです。

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まとめ

経験が積み重ねられてきて、これからのキャリアをどうしようか迷いがちな30代の転職。わたし自身、転職活動をするときに、家庭や自分自身の将来のことなどを考えると、どの道を選択してよいかとっても迷ってしまいました。

しかし、実際に経験してみて思うのが、「とりあえず迷うことについては話を聞いてみる」ということです。

実際にその道を選んだ人や、様々な保育士をみてきた採用担当者などと話していると、自然と「自分はここが合うのではないか」という勤務先が見えてきます。

 

きつい、低賃金、むくわれない・・・など、様々なネガティブな言葉が並ぶ保育士の現場ですが、憧れてなった「保育士」ですから。

もっと自分の仕事に誇りをもてるように。

もっと保育士の仕事を好きになるように。

そんな素敵な職場に仲間の保育士が出会えることを、願っています。